安ければいいわけじゃない。想像以上の奥深さ。
ワイヤハーネスの構成部品である電線・端子・コネクタや、センサ部品に使う樹脂材料といった、製品づくりに必要な部品や材料の調達を担当しています。例えば、EVの主要部分に使われる端子部品の場合、図面に書かれた情報をもとに、社内で製作できない部品15種類ほどの仕入先を選定します。複数社から見積りを取って比較しますが、価格だけでなく、こちらが求める品質や月産数万個といった量産予定数の供給能力を確保できるかを、トータルで見て判断することが必要です。配属前は、価格を比較して安い仕入先を選ぶのが調達だとイメージしていましたが、想像していた以上に奥深い仕事でした。検討中の仕入先が要求品質を満たすかを社内の品質部門に相談し、生産技術部門にも「どの梱包形態で納入すれば現場が使いやすいか」を確認するというように、社外はもちろん、社内に対しても円滑なコミュニケーションが必要な仕事でもあります。
現地へ行き、工場を見て、じかに話して関係を築く。
例えば金属部品の見積りを取る場合、金属加工を行う仕入先候補のすべてに声をかけるというわけではありません。図面から読み取ったその部品の難易度と、「この仕入先はこういう加工が強い」「この会社はこういう仕事を増やしたいと言っていた」などの情報をもとに判断します。そのためにも仕入先の工場を視察に行き、設備の能力を見たり何気ない会話をしたりする中から情報を引き出すことを大切にしています。量産開始後に仕入先から、「この工程をこう変更すればコストダウンできる」といった提案をしてもらえることもあります。一方で、安さばかり追求して仕入先の経営悪化につながらないよう、当社と仕入先がWIN-WINになるよう調整することも重要。会社の利益に影響する、大きな仕事を任せてもらっている実感と、事務職としてモノづくりに関われる面白さを味わっています。






